竃{村製作所

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タンクのバキュームについて

 タンクを設置された後、一番注意しなければならないのが、タンクをバキュームしないことです。

 今までの経験で言えることは、工場が忙しい、新製品対応でいつものマニュアルに変動があった時、取扱い作業者が変った時での事例が多い。中でもタンクやりくりがつかず熱水殺菌後、すぐさま冷水洗浄された時のバキューム事例がほとんどです。この時は損傷は意外にも大きく、タンク全体がへこむケースです。このことは、水が膨張して蒸気になったところへ水をかければ急激な収縮となり、タンク内部で瞬間的にバキュームをおこすからです。起こすからです。

 その他、特殊なバキューム事例として、

1)秋口の気候時、1日の温度差が大きい日、例えば15℃以上の日中夏日和でぐんぐん気温が上がり30℃近くなり、夕方涼しくなり15℃以下になるような日、タンク密閉をしていると軽いバキュームが起きることがあります。

2)エアーホールから湯気が垂れたりして汚いということで、自前工事にて配管で延長され、更に悪いことに金網なんかを出口にされた時、全くエアーホールの機能をしなくなりバキュームが起こります。

3)昔のことですが、エアーベントの中に鳥が巣を作った時

4)液払い中、エアーホールに折からの風に乗って買い物用ビニール袋がまきつき、バキュームを起こしたケース。

5)タンク設置場所の横で杭打ち作業にて起こるケース。

その他、いろんなケースがあります。

 バキュームを起こして修理方法はありますが、折れ込みが入る位の損傷は、修理が出来ません。軽い損傷であれば、水道水でふくらませる方法、又細い耐圧ホースをタンク密閉したところへ接続し、その片方を持って屋上へ上がりやかんの水をそのホースへ注ぎ込む方法とか、簡単な方法があります。

 その他の方法は二次災害の危険がありますので、ご相談いただければ対応致します。